不登校の子どものその後

子どもと心

安なこと

子どもが学校に行けなくなった時、親の頭の中は不安でいっぱいになります。

  • このまま学校に行けなかったらどうしよう?
  • 引きこもりになるのでは?
  • 高校は?大学は?将来働けるの?

私もそうでした。

「今」よりも、将来が見えないことが一番怖かったです。


一番知りたかったこと

私は15年前、娘が学校に行けなくなった時に一番知りたかったのは、不登校の子のその後でした。ネットで検索すると不安になる情報ばかり。暗い未来の話ばかりが目に入りました。
欲しかったのは、不登校を経験した子に安心できる未来があるのかどうかです。


娘のその後

私の娘は中学2年生のときに学校に行けなくなりました。
昼夜逆転して、1日中パジャマで過ごす娘を見るのがとても辛かったです。
この子は高校生になれるのだろうか・・・
私は毎日、不安で不安で壊れてしまいそうでした。

でもその後の娘は・・

高校、大学へと進学しました。
現在は、大学病院で看護士として働き6年目です。
そして、昨年結婚しました。

あのとき、不安に思った未来とは、全く違う場所にいます。


不登校だった子ども達のその後

娘だけではありません。
これまで多くの不登校の子ども達を見てきました。

みんな立ち止まったままではありません。
時間は、かかっても、それぞれの道を自分のペースで歩いていきます。

不登校=人生が終わる
ではありません。
少し休憩しているだけなのです。

ただ、ごく少数ですが、長く止まってしまう子もいます。

そして、そのような子達にはある共通点があります。

それは、親が変わらなかったことです。


親が変わると子どもが動き出す

不登校は「子どもの問題」に見えます。
でも実際は家族全体の問題でもあります。

  • 子どもを責める
  • 学校に行かせようと焦る
  • 周りと比べる
  • 「普通」に戻そうとする

親は愛情から必死になります。
だからこそ苦しくなります。

でも皮肉なことにこの「焦り」が子ども達を止めてしまうのです。


子どもが動き出すとき

多くの家庭で共通しているのは、親が変わったときに子どもが少しづつ動き始めたということ。

  • 責めるのをやめた
  • 信じて待てるようになった
  • 子どものペースを受け入れた
  • 「今のままでも大丈夫」と思えた。

この変化が、子どもの安心つながります。
安心はエネルギーになります。

そしてエネルギーが戻ると、子どもは必ず前へ進み始めます。


不登校は「終わり」ではない

学校に行けない時間は、人生の失敗ではありません。
長い人生の中の、ほんの一時期です。
遠回りに見えても、止まっているように見えても子どもは、ちゃんと成長しています。
そして多くの場合、親が想像している以上に前へ進みます。


今、不安でいっぱいの親御さんへ

未来は、今は見えません。
だから怖くなります。

不登校は次に進むための準備期間です。
子どもは自分のタイミングで歩き出します。

そのとき一番の支えになるのは「信じてくれる親の存在」です。